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植物園にて

2019年07月31日
初夏の日に京都にある
植物園に行って来ました。
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【武田薬品工業 京都薬用植物園】

http://www.takeda.co.jp/kyoto/feature/


比叡山の麓にあり、
木々が青々と生い茂っていて
凄く呼吸がし易かったです。

約2800種の植物を育てていて
かなり広い範囲でしたが、
当日案内をしてくださった方が、
右から左へ直ぐに忘れてしまう私にも
優しく&ポイント良く
説明をして下さりました。

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上記は、[キハダ]の説明でした。
生薬名 :黄柏(オウバク)
使用部位:樹皮
漢方薬の黄連解毒湯等に使われて
下腹部の炎症に良いとされます。
お酒をよく飲まれる方には✨✨✨

昔からある陀羅尼助にも
入っていたんですね。
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他方では
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【クチナシ】
生薬名 :山梔子
使用部位 :果実
精神安定、抗炎症を期待して
使用されるんですね。

個人的には好きな香りでした。

将棋の版を足元で支えて彫られている
デザインでも有名ですね。
「今の1手、ちょっと、、、」と
言わないように、の方ですが。

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【温州ミカン】
生薬名 :陳皮
キハダと陳皮は、同じミカン科なのに
効能がかわるんですね。
昔の人はよく調べましたね。

自分は幼少期によく炬燵に入って
みかんを食べすぎて
顔色が黄色くなったのを
覚えています。

あっ、
遥か昔きょうだいに内緒で
お菓子を食べすぎて
いた事もありました、、、。
(//∇//)


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【ウラルカンゾウ】
生薬名 :甘草
使用部位 :根
甘い草だけど、芍薬と一緒になって
筋肉痛に使われるそうです。

そういえば、
ロードバイクを教えて下さった
Zさんから、自転車乗りの間では
これは結構有名だそうですと、
教えて頂き、
ある時私も服用したら
案外楽に感じました。
但し、合う合わないは
人にもよりますが。


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【マオウ】
生薬名 :麻黄
使用部位 :地上茎
鎮咳去痰、発汗、解熱、抗炎症として。

見た目は、もふもふ、ポワッ〜として
不思議な外観でした。

他方、
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【阿膠】ロバの皮
皮膚修復作用を期待。

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【豚脂】皮膚薬の紫雲膏に入っていて、
皮膚保護にも使われているそうです。
アトピー性皮膚炎にも使用されてる
そうです。

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【セッコウ】
生薬名 石膏
体内の過剰な熱を下げる、のですが、
こんな鉱石を食べて、、服用するんだ
という事にビックリ。

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【ゴオウ】
生薬名 牛黄
牛さんにも人間と同じように
『結石』ができるんですね。
石が出来たら、あいたたた〜ですが、
牛さんのそれを、上手に薬にしたら
救心や樋屋奇応丸やドリンク剤に
なって人間には良い効果がでる!そう。

約2時間程でしたが、
動物、植物を織り交ぜた生薬を
私にもなんとなく分かりやすく
教えて頂き楽しい時間を過ごせました。


生薬配合の妙理と、
提案演出、
絶滅危惧種を大切に後世に伝える姿勢は
頭が下がりました。

又行ってみたいと思いました。

ただ、こちらの冬は
物凄く底冷えするそうです。
比叡山颪と
日本海からの鯖街道颪でしょうか?


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山椒もミカン科でした!

胃腸を温めたり
アレルギーを緩和したり
ミカン科も、凄いですね。

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