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幸せの、黄色いT-シャツ

F40EC21D-0F0B-4F83-928B-055E269C7FFE 私が幼い頃に、
よく遊んで下さった次兄がいました。

次兄は、高校生になってクラブ活動を
することになり、色々ある中で
バドミントン部に入部しました。

40年程前、
ラケットはウッドからカーボンへ。
次兄は、ヨネックスの当時新作だった
カーボネックス8で私のお相手を。


私は、シャトルコックを打ち返しながら、

「小学校の頃の次兄は、
足が学年の中で1、2で速かったのに
なんで陸上部と違うんかなぁ。」

「バドミントンなんて
公園のお遊びやん。」


「男の軟弱なスポーツやんか、、、。」

「やっぱり野球かサッカーでしょう!」

と、短絡的でした。
(お恥ずかしいですが、
今も相変わらずでして、、、。)


ある日、真新しい白いシャツを着た次兄が
その日の晩になって死にそうな顔で着替えて
いました。

練習後のベタベタになった
黄色いシャツを洗濯カゴに入れて、、、。


次の日も。


その次の日も。




私は、「バドミントン」のイメージが
それ以来変わりました。

見た目にちょくちょく騙されたら
ダメなんだなぁ、と。
(騙されるけれども!)






5年後、同じ高校に入学することになり、
同じ顧問の先生方から御指導を頂きました。

結果、

確かに、

白いシャツは

黄色くなりました!


又、私個人の成績は平凡でしたが、

バドミントンは

その後の人生にとって有意義なものを

体験出来る礎となり、

大変幸せでした☆




後日談ですが、
夏合宿の後、クラブ練習が終わって
帰宅している際

別のクラスの女子が

『スポーツをやっている男子は
カッコいいねー』

『分かる分かる!』

『汗が光ってカッコいいねー』

『そうねー』



『やっぱり、男子は









サッカーかラグビーよねー』って


言っていたのを聞いて


チカラ無くペダルを回した日がありました。



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