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一握りの砂

先日、一泊二日で徳島県にあります
大塚国際美術館へ
ついに行ってきました。

やっぱり、
もう一度、行って見たくなる
努力と叡智が結集された
素敵な場所でした!




元々、学生時代の友人が徳島県から
大阪に来ていて、話の流れで大塚国際美術館を聞いてはいましたが、
『偽物やんか』という理解でした。
(恥ずかしながら、、、)



2年前に親、きょうだいがここへ訪れて、
話の流れでよくでてきました。

『良かったょ〜』
『また行きたいなぁ』
『三郎(私)も行ってみたらいいよー』

私は、今も浅はかですが、


話を振られた時に
『偽物なんかになんで態々
見に行かなあかんねん。

ボンカレーと
吉野川の水と
ポカリと
スダチと
鯛だけちゃうんかいな?』と、
薄ら寒い事を考えていました。

ただ、長兄からの添付メールには
母や姉の、
展示されている絵画を
食い入る様に見学している姿があり、

頭の片隅に、
あれ、少しドコロじゃなく
凄いトコロなのかと、、、。



昨年から、
高脂血症への体質改善として
自転車に乗り
生駒山、橿原神宮、宇治田原町、宇治、
甲賀、木津川、桂川、万博、芦屋、日吉ダム
などなど行きましたが、

朝宮町を過ぎた所にあります
大塚オーミ陶業を知り、
(https://www.ohmi.co.jp/)

後日身内を連れて会社見学を
させて頂き、
M顧問から陶板について
懇切丁寧に解説を受けました。
(しかもタダ!)

会社の成り立ち

徳島の裏寂れた漁村から
一握りの砂に

付加価値を付けて

世界に訴えかけ続ける

そして、地元貢献もする。

凄くシンドくて
大変であり
素晴らしい事だと分かり
(遅いですが!)

今年やっと行く事が出来ました。
片道約150㎞

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入口エスカレーターを昇り

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【大塚国際美術館/システィーナ礼拝堂】

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【京都府立陶板名画の庭】

同じ陶板で、
設置場所やロケーションは
違いますが、
箱物をキッチリさせるとか、
色合い、感触など
物凄い仕事で、素晴らしいですね。
(どちらも素晴らしいですね!)

当日、美術館の無料案内をして下った
女性の素晴らしいガイドもあり、
私たちは約2時間超楽しく鑑賞できました。
勿論、M顧問のお話も思い出しながら。


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【フェルメール/デルフトの眺望】
今回、個人的に見れて良かったのが
上記の作品です。

ターバンを巻いた女性しか
知らなかったのですが、

彼が生きていた愛すべき
デルフトの街並み。
優しく、複雑だけど丁寧に描かれている
作品を知ることが出来て良かったです。

他方、この素敵な街並みに大爆発が起こり、
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【エフベルト/デルフトの火薬庫の爆発】
街が悲惨な事があったのは後で知りました。

他にも色々ありました。
是非皆様行ってみてくださいませ!





裏寂れた漁村にある砂


約1300度の熱をあたえ

そこに釉薬を何度も塗り込めて

約5〜6回焼き直しして

何百年経っても劣化しないようにして

世界へ訴える。


ゴッホの子孫から陶板複製の許可を得て
ルノワールの身内関係者からも許可を得て
継続することで信用を更に得て
信用が信用を生み
結果、素晴らしい美術館を鑑賞する事が
出来ました。


来られた方々は
一様に見入っておられました。





継続しなければ得られないもの

何事にもあるんですね。
本当に
ありがとうございました。



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